10月6日(日)くもり

 

<プロローグ>

目覚めると岐阜のキャンプ場。 7時18分。 

セットしておいた目覚ましが鳴る前に寒さで起きてしまったようである。。 とにかく寒い。

バンガローの入り口に吊るされた温度計は8度までしか上がっていない。

久しぶりの友人達との再会で浮かれてしまい、昨夜は酒をあびるように飲んでいたためか

  あたまも痛い。。  体調最悪。   今日はバドの練習日なのに。。 

早く支度をして先に1人で名古屋へ戻ることになっているのである。

「なんだあ、まだ誰も起きてないじゃんか」 とぼそりとつぶやくと、

入り口の方からかすかに声が聞こえてきた。 「起きてるよー」 女性の声だ。

  だれだろう?

僕はそっと扉を開いた。 

なんと1人で朝食をこしらえているT君の彼女が!サンドイッチにスープ。 いい匂い。。

いかん!勝手に手が伸びる。。 ごめんなさい!つまみ食いだ! うまい!!

 ・・・・ ・・・・ ん!?なんだかまた眠気が。。。。 。。。。。 。。 。

 

<第1回:それは涙で始まった>

「この物語はある学園の荒廃に戦いを挑んだひとりの生徒の記録である。

 バドミントン界において全く無名の弱体チームがこの生徒を迎えた日から

 わずか数年にして全国優勝を成し遂げた奇跡を通じて

 その原動力となった愛と信頼を余すところなく活字化したものである 」 

 

 僕は数ヶ月前に初めてラケットを握ったばかりの素人。 来週の22日で26歳となる、ごく普通の男。

しかし、泣き虫てつ先生の熱血指導により少しづつではあるが進歩している。

同時にバドの楽しさも指導していただいている。

 新メンバーも本日より加わり、一同は花園バドミントン場で試合をすることを夢見て、

日夜?練習に励んでいる。僕はまだ自分のラケットも持っていないため、参加の度にてつ先生のラケットを

拝借している。不慣れな僕はいつでも日ハムの小笠原に負けないフルスイングをしているため、

よくラケットをさまざまな場所に強打している。

おそらくキズが練習の度に増えていることでしょう。この場を借りてお詫び申し上げます。

目指せ、大仁田厚。

 

 本日はスマッシュの練習からです。

川浜一のワルばし先生の熱血指導によりスマッシュのフォームが体に染み込んでいく。

ラケットを握っていない方の腕はシャトル目掛けて突き出す。 これが本日の全てでした。

必要以上に突き出す練習を繰り返したため、 完璧だったはずのスマッシュのフォームをくずしてしまった。。

 さらに肘の靭帯までものばしてしまったのだ。診断の結果、全治2週間のケガ。。しかたなく放牧。。

これで次回の出走は調教もろくにできずに鉄砲だ。 トウカイテイオーを越えてみせる。

ケガに強い僕は騙し騙しプレーを最後まで続けたが、結局本日は全敗。。 

悔しいのと痛いので涙が溢れてくる。それをこらえる。

 

   涙は花園で流そう!

   今夜は酒に飲まれて眠ってしまおう!

 

「 忘れてしまいたいことや どうしようもない寂しさに 包まれた時に男は 酒を飲むのでしょう  

  飲んで 飲んで 飲まれて 飲んで  飲んで 飲みつぶれて 眠るまで飲んで やがて男は 

  静かに眠るのでしょう 」 (2番は女性です)  

                                                                   ※故河島英五「酒と泪と男と女」より 

 

第2回へつづく

 

以上、バドミントン日記に戻る

 

 

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