11月3日(日)晴れ

 

<プロローグ> 

 地下鉄の車両での出来事です。

見たところ小学3年生くらいの少年が腰掛けている近くに、乗車したご老人が歩いてきたのです。

鼻水で鼻の周りがこべこべの少年は戸惑うことなく席をたったのです。

 「おじいちゃん、どうぞ!」 

って元気な声で話しかけたのです。おじいちゃんは笑顔で

 「ありがとうね。ありがとうね。

      でも座ってていいよ、すぐに降りるから大丈夫!」

とこたえたのです。本当に何気ない些細な出来事ですが、なんだかとっても優しく私の目に

うつったのです。すごく温かい気持ちになりました。

大人っていったいどういうことなんだろう。歳をとるっていったいどういうことなんだろう。

 歳を重ねるのが怖い。 

 

 公衆便所での出来事です。

私が小便をしていると、後ろの便器から信じられないくらいの爆音が響いてきた。

たまらず吐き気を催した。臭いもすごかっ たのだ。

いったい何を食らったらこんな異臭を放てるんだ。気絶しそうになった。

息をとめながら排出動作を進めていると、カラカラカラというトイレットペーパーを

引き出す音も全く聞いた記憶もないにのに、水を流す音とと もに男性が飛び出してきた。

きっとオヤジだろうと思っていたのだが、20 代前半くらいの若い青年だった。

その直後、衝撃が私に走ったのです。そのまま、手も洗わずに立ち去っていったのだから。。

彼の性癖がなんとなくわかってしまった、そんな瞬間でした。

大人っていったいどういうことなんだろう。歳をとるっていったいどういうことなんだろう。

 歳を重ねるのがやっぱり怖い。

 

 名鉄の車両での出来事です。

見たところ四十路は迎えているであろう女性が 2人用の椅子に腰掛けていました。

しかも真ん中にです。次の駅から乗車してきた、見たところ五十路は迎えているであろう女性が

四十路の目の前に立ったのです。少し横によってほしい、座りたい、という思いが溢れていました。

しかし、四十路は全く動こうとはしません。気付いているはずなのに。 しかたなく五十路は諦めて

隣りの車両へ移動してゆきました。

 その顔は信じられない!

という心の中の叫びが表現された衝撃の表情でした。

大人っていったいどういうことなんだろう。歳をとるっていったいどういうことなんだろう。

 やっぱりやっぱり歳を重ねるのが怖い。 

 

偽善者と言われたって構わない。いつだって心豊な人間でありたい。 

さあ、今日はバドの練習日。気合を入れて出港だ!!

 

 

<第3回:謎の美少女>

「この物語はある学園の荒廃に戦いを挑んだひとりの生徒の記録である。

 バドミントン界において全く無名の弱体チームがこの生徒を迎えた日から

 わずか数年にして全国優勝を成し遂げた奇跡を通じて

 その原動力となった愛と信頼を余すところなく活字化したものである 」 

 

 お決まりとなってきた遅刻。

やはり闘病生活中のドロップ(角寺くん)の姿は見えない。故ジャイアントパパ氏のベストセラー

 「たった1時間であなたもジャイアントパパになれる!

                      必殺ドロップキック入門」

の大ファンあり、バド ではドロップの達人を目指しているということから、

このニックネームがついているはずなのだが。。

ちなみに私は中学のときにこの本を購入し、たった 1時間でパパになりました。 

ゆっくり周りを見渡してみる。おっと、あそこで打ち合いをしている人物は!!

児三郎の妻(千アキ子さん)の弟! 鈴木光男くんではないか!!

髪型がリニューアルされていたので気付かなかった。

 ん!?

その相手をしている女性はだれだ??

 謎の美少女だ。

光男は「おう谷さん」とコールしたり、「圭子!」とシャウトしたりしているので良き仲なのかは微妙である。

 

謎の美少女・・・「何故か休憩中はいつもレモンを握っている。
           風の噂で耳にしたのだが、なんでもシャトルに似ているからレモンが好きらしい。
           謎だ。そして、あるとき自殺をする決意をしたが、バドの試合を見て思い留まり、 
           そこで光男と知り合ったらしい。まったくもって謎だ。」

 

初心者メンバーもかなり多い。順番に試合をしているようであるが、全く体を動かしていない

私ははっきり言って肌寒い。ゲンク鈴木顔負けのスペシャルなウォーミングアップを開始。 

途中出場だがスールシャール顔負けのスペシャルなプレーで観客を魅了させてやる!

と、そのとき近所のマックハウスの店じまいセールで購入した上下セットで1500円のパンツの

右側部に亀裂が入った。亀裂部分からは C.B.迎井顔負けのホワイトのブリーフが雄姿を現した。

 しかし、これを気にしていてはきっと負けてしまう。

そんな心の格闘に相手が気付くはずもなく、試合は続行。

しかも相手の児三郎はなんともいやらしいサーブをおみまいしてくるのだ。

いつのまにやらサーブ習得したようだ。

 

 結局惨敗。。 

 

みんなどんどん成長している。このままではやばい。本日も自分に1つ課題 を与えた。 

私の今日の課題は「バック」である。 

「バックを制する者はバドを制す」といわれているかは別として、(え?そ んなことは言われていない?)

サウスポーでもある私はやはりバックを極めなくてはならない(ぬ?そんなことも言われていない?)。

ひたすらバックの 練習を繰り返した。

何度も何度も。流れ落ちる汗を拭おうともせず、口に流 れ込んだ汗を吐き出そうともせず、

ただただ無心でバットを振りつづけた。 内角、外角、高め、低め、ストレートに変化球、・・・

全てに瞬時に対応できるフォームを開発中だ。ふと、名作「キャプテン」の記憶が蘇ってきた。。。。 

 

「この物語は無名の墨谷二中の荒廃に戦いを挑んだひとりの転校生徒の

 記録である。中学野球界において全く無名の弱体チームがこの転校生を

 迎えた日からわずか3年にして全国優勝を成し遂げた奇跡を通じて

 その原動力となった愛と信頼を余すところなく漫画化したものである。」

 

そう、墨谷二中の野球部にある日、野球の名門・青葉学院から谷口タカオという

二年生の転校生がやってきたのだ。といっても彼は青葉では二軍の補欠、レギュラーなど

夢のまた夢のそのまた夢という選手だった。ところが 青葉のユニフォームを着た彼は青葉の

レギュラー選手が転校してきたとかんちがいされてしまう……。

ここから熱い熱いドラマが生まれていくんだ。

なんとか、バックでのシュマッシュもどきを習得しかけるところまでは進めたと思っている。

何かちっちゃなことでもいいから、1つだけでもいいから、身に付けれればそれでいい。

少しずつゆっくりゆっくり進んでいきたい。 しかし、そろそろMyラキッツを購入する時期かもしれない。

いや、その前にニュージャージを購入しなくてはいけない。 

 

その後、みんなで昼食を食らいに素材屋へ足を運びました。 

その後、みんなでゴルフ部の活動に参加しました。 

その後、睡魔に耐えれずにコンビニの駐車場で3時間以上爆睡しました。 

その後、空腹に耐えれずにコンビニの弁当をすごい勢いで食らいました。 

その後、下記の唄を熱唱しながら帰宅しました。 

後ろ向きになりかけた時、必ず大声でシャウティングします。 アニメだからって侮れません。

 素晴らしい音楽にアニメも演歌も国境もありません。

ただ一つ文句をつけるならば、「若い日は」はいらない。 いつだってこう思っていたいから。

 

 さぁ次はバドミントン大会だ!

 

 「君は何かが出来る」

若い日は 皆 何かを目指せ 秘めた力 自分じゃわからないよ 夢を大きく持とう 

そうだ とびきりでかく 答えより もっと大事なことは 勇気出して 自分を試すことだ 

君は何かが出来る 誰も何かが出来る 熱い想い 燃やせばそれで 心も体も爽やかだ 

ぼくらは 若い日は 皆 進んで行けよ 後ろ向くな 前だけ向いて行けよ それが青春なんだ 

それが青春なんだ 泣ける日もある そんな時には 風の中に 涙は吹き飛ばせよ 

君は何かをやった 僕も何かをやった この胸が今 清々しいよ 昨日よりも自分が大きくなった 

それが青春なんだ それが青春なんだ 熱い想い 燃やせばそれで 心も体も爽やかだ 

熱い想い 燃やせばそれで 心も体も爽やかだ 僕たちは・・・         

                                        (故ちばあきお「キャプテン」より)

 

第4回に続く。

 

以上、バドミントン日記に戻る

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