12月8日(日) 曇りときどき雨 

 

 注)今回は純粋な日記となっております。   
   そして必要以上にBOM-BA-YEという言葉が登場することで   
   読者を不快にさせてしまう恐れがございます。   
   ご了承を。

 

<プロローグ>

時間が過ぎるのは本当に早いもので、2002年もいよいよ忘年会シーズンである。

宴会に欠かせないもの、それはスペシャルなゲストだ。

僕は今回今までに経験したことのない新しいゲストへの変身を決意していた。 

新しいことを始めるとき、人は極度の不安に陥る。同時に興奮状態にも陥る。

僕はこの興奮状態が不安を包み込んだのだ。それにしても今日はよく鼻くそがたまる。

いつも以上に鼻呼吸をしているためだろう。 僕は鼻くそを処理するのは好きな方である。

鼻の穴の奥につっかえた鼻くそが 『スポンッ』と塊で採れたときの快感は皆さんも十分ご存知であろう。

失敗は覚悟している。失敗するということは課題が明確になるということ。

 僕は必要なものをピックアップしていった。

マスクがほしい。気付くとハンズでマスクを手にしていた。

CDもほしい。僕は偶然にも先日さまざまなバージョンが集録された「INOKI BOM-BA-YE」が発売している

情報をキャッチした。 気付くとタワレコでCDを手にしていた。

盛り上がらなかったときのために歓声音源もほしい。僕は過去に猪木氏が出演しているビデオを

かたっぱしから再生し、より良い歓声をMDに非常用音源としておさめた。

 しかし、再生するたびに猪木氏の強烈なパフォーマンスが僕を飲み込むのだ。僕は全く出口の見えない

猪木ワールドに足を踏み入れた。 歩き方、腕の振り方、叫び方、シャツの脇汗、すべての仕草、言動、

見栄えが絵になる男だ。果たして僕にできるのだろうか。

ここはおとなしく大好きな高見盛関に変身するほうがうけるだろうか?

彼なら練習不要で勝負できるレベルに達していると思っている。

 ん!?

猪木もうけないが高見盛じゃもっとうけない?関係ないのだ!結局自分が好きなことだからやるのであって

好きだからこそいろいろ考えれる。 先日、念入りに作成しておいたリングロープは我が両親により廃棄。

その事実を知ったとき、久しぶりに親に噛みついた。当日の朝それに気付いた僕は急遽ひもでロープ作成。

どんどん欲がでる。最近の猪木氏は専らスーツのため、オヤジのスーツを拝借。

マイクとラジカセも準備完了。しかし、欲望はとどまるところを知らない。

マスクをかぶり、熱い言葉を熱い思いで叫んで訓練をしている部屋へ母が入ってきた。

 「あんた何やってるの??猪木??なんかあんまり似てないよ。

   それもしかして 1人でやるの??  あほだね。あんた。狂ってるよ」

ここまで言うか?というくらい罵られ、とっても冷たい言葉が熱くなっていた僕の繊細なハートを傷つけた。

猪木はうけんかなあ、やっぱり変更しようかなあ。そのときふと熱いドラマを思い出した。

家の本棚に大切に保存してあるスクールウォーズのビデオを再生する。

ナレーションとともにヒーローの曲が流れ出す。もうダメだ。

この曲をナレーション付きで聴くと何故か泣きながら走りたくなってくるのだ。 これも使おう!

僕は悩むことなくナレーションからヒーロー終了までをMDに録音。間違いない今度の乾杯は熱いぜ。

時計を見ると午前4時。。

 やってしまった。

まんまと猪木&泣き虫先生の7年戦争ワールドにはまってしまっていたのだ。

でも、それでも

明日の遅刻は絶対厳禁
家には光男がきてくれる
それから2人で児三郎
みんなそろって「BOM-BA-YE」

※「BOM-BA-YE」やっちまえ、ぶったおせ、の意。

 

<第5回 涙の卒業式>

「この物語はある学園の荒廃に戦いを挑んだひとりの生徒の記録である。 

 バドミントン界において全く無名の弱体チームがこの生徒を迎えた日から 

 わずか数年にして全国優勝を成し遂げた奇跡を通じて 

 その原動力となった愛と信頼を余すところなく活字化したものである 」  

 

  児三郎と千アキ子と光男とともに青年の家に到着。天気が悪く、太陽は全く姿を現さない。 

今にも雨が降り出しそうだ。思った以上に冷える。昨日から急に寒くなってきたのだ。。 とにかく眠い。

昨晩は猪木イズムを伝承するべく朝まで準備していたから仕方ないが、

 相変わらず準備が遅い奴だ。俺は。 

階段を上がりフロアに到着するもまだ誰もいない。第1回のときも実はトップだったが、

3回ぶり2度目のトップイン。 その後、ぞくぞくと他のメンバー達がやってくる。              

巨人大鵬卵焼き
敵か味方かわからぬが
己も含めてみんな敵
みんなそろって「BOM-BA-YE」 

てつ先生方は集合時間ぎりぎりに参上。さすがだ。遅刻はしない。これから運命のクジ引きがスタートだ。                   

流れるようにクジを引き
流れるように銭払い
流れるように衣替え
みんなそろって「BOM-BA-YE」

チーム決定!我がチームは遅刻者が1名発生したが、僕も常習犯。何も言えない。 

気付けば6人中3人が女性という素晴らしいティームとなった。             

いつだってクジ運悪い僕だけど 
今宵は何故だかいい感じ
このままビンゴもいい感じ
みんなそろって「BOM-BA-YE」

準備体操をチーム毎に開始。思った以上に長い。あまりに長くて我がチームは団結力がよりアップ。             

作戦たてた我がチーム
とにかく楽しくやりましょう
さすれば結果がついてくる
だからみんなで「BOM-BA-YE」

試合開始!節子夫人が総合監督ということで大会がスタートした。 

我がチームは審判からのスタート。ぎこちなくもこなすことで、バド用語が身についていく。                      

審判でルールも用語もステップも
すべて盗んで一石二鳥
さすればバドが好きなる
だからみんなで「BOM-BA-YE」

いよいよ我がチームの試合。1回戦も2回戦もなんとチームは勝利!

 決勝進出決定。

ちなみに 僕は1勝2敗。。他のメンバーが頑張ってくれたのだ。これぞチーム戦の魅力。 

誰かがミスっても誰かが挽回すれば、勝利に結びつく。やっぱりどんなスポーツでも勝つことはうれしい。

作戦通りにやったけど
僕は負け越し決定だ
それでも結果はついてきて
気付けばみんなで「BOM-BA-YE」

まさかの決勝。多くは語りませんが、1勝1敗の五分で僕に出番がまわってきたのだ。 

 相手はなんと光男だ。

しかも余裕綽々で眼鏡まで外しているではないか。そんなんで勝ってもうれしくねーよ、

心の中の何かが呟いた。が、分殺。何もやらせてもらえず。そんな馬鹿な。あの眼鏡はダミーだったのか? 

でも猪木は馬鹿になれ!!とことん馬鹿になれ!!と言っているからまあいいか、っていいわけないじゃないか。 

その瞬間、我がチームは準優勝決定。ここにきて初めて7点という点数制を憎んだ。 

えっ!?7点じゃなかったら勝ってたかって?うるさい!同時に入部した光男に負けたことが悔しいのだ。 

 今年卒業でもう最後の試合なのに。。

悔しさで涙が溢れた。でも決してこぼしはしなかった。だって涙は花園で流すって決めてるのだから。 

でもバドの楽しさはとっても肌と心で感じた3年間だった。

入部当時はまだまだジャイアンツ愛程度のつぼみだったバド愛が、僕の中で大きく大きく華開いたことを

実感できた、そんな大会でした。 卒業しても続けるぞ。

 そしていつの日か必ず花園へ行くんだ!             

 

バドミントン
やらなきゃわからん楽しさを
みんなと出会って感じれた
感謝感謝の「BOM-BA-YE」 

しかし、私にはこのあと重大な任務が残されていたのだ。             

流れるように写真撮り
流れるようにモップかけ
流れるように衣替え
素材屋目指して「BOM-BA-YE」

みなさん写真撮影の協力ありがとうございました。 全員でとった写真よいですね。素敵な瞬間でした。 

その後、忘年会というビッグイベントが行われましたが、以下に簡単に自分が体験した時の流れを

短い言葉で綴ることにします。手抜きといってしまえばそれまでですが。。

 

※ 結局、スクールウォーズ&歓声の音源は使用しませんでした。残念無念。。 

青年の家を児三郎の車にて去る。                

 

忘年会

戦の支度をするために
一足先に戦場へ
一部屋借りて変身中
ネクタイ小ボケも取り入れて
支度も整いお手洗い
そのとき皆さんご到着
出るに出れらずご滞在
ひたすらひたすらご滞在

ようやく御呼びがかかれども
視界が悪くて小指打つ
痛くて痛くてふらつくと
店員顔見て苦笑い
ようやく我に帰ったら
響く光男のリングアナ
猪木イズムを見せてやる

ロープを跨いで登場だ
一度叫んで見たけれど
反応よくなく焦ったが
マイクを握るともう猪木
元気か聞いてみたけれど
どうやら元気じゃないみたい
もひとつ元気か聞いたけど
やっぱり元気じゃないみたい
猪木が元気じゃないんだと
言われてみればそのとおり
マスクで美声がとじこまれ
みんなに思いがとどかない
こんなのいいわけすぎないが
誰もサインはほしがらず
猪木はやっぱりBOM-BA-YE

無事に乾杯終了し
いよいよ宴会スタートだ
最初は心配したけれど
ビンゴで一気に盛り上がり
そのまま気付けば4時間半
ほんとにみなさんお疲れさん
素敵な時間をありがとう
とってもバドが好きなり
頑張る意欲が湧いてきた
それでは皆さんよい年を
来年からもよろしくね
これにてバド愛完結です
ではではではでは
ごきげんようーー

BOM-BOM-BOM-BOM
BOM-BA-YE!!!!!!

 

 

『道』

この道を行けばどうなるものか

危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし

踏み出せば、その一足が道となり、

その一足が道となる

迷わずゆけよ、行けばわかるさ

 

〜第1章完〜

 

 

以上、バドミントン日記に戻る

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